• Apr 1, 2025

タッチの3つのすごいチカラ

タッチがお子さまとペアレンツにもたらす、素晴らしい効果をまとめました。日々のお子さまとのスキンシップの参考になれば幸いです。

こんにちは、Yukoです!

私は、ナニー/ケアギバーの仕事の傍ら、ベビーマッサージティーチャーをしております。

ベビーマッサージの知識のおかげで、子どもたちとの関わりにもたくさん生かせています^ ^

タッチのチカラ、考えたことありますか?

私たち日本人にとって、タッチ(スキンシップ)は少し敷居の高いことですよね。他者との肌と肌の触れ合いに抵抗を感じる方も少なくないはず。

でも、タッチ、またはスキンシップのちからってすごいんです。幸福度に大きな影響を与えます。

家族療法の第一人者、ヴァージニア・サティアさんはこう唱えています。

私たちは、生きるためには1日4回のハグ、メンテナンスのためには1日8回のハグ、子どもの発育のためには1日12回のハグが必要。

ヴァージニア・サティア

え!日本人の私たちって1日一回のハグもしてませんよね?

たいへん!全然足りてませんね、スキンシップ!

今日は日本人にこそ伝えたい!タッチのすごいチカラをまとめます。、


タッチのチカラ① 生きるために必要

19世紀初頭のアメリカでこんな研究がありました。

孤児院で育った1歳未満の赤ちゃんで、赤ちゃんの生命維持に必要な食べ物、暖かさ、住む場所など、生命維持に必要なものは与えられましたが、介護者との肌と肌の触れ合い、スキンシップは絶対に必要な場合にのみ行われました。
このことは、触覚や皮膚への刺激が不足していたため神経系が適切に発達せず、赤ちゃんは抑うつ状態になり、最終的には死亡という結果となり、その孤児院の一歳未満の赤ちゃんの死亡率高かったそうです。

そもそも哺乳類の私たち人間は、赤ちゃんが生まれた後、赤ちゃんを抱っこしながら授乳をする。お母さんが赤ちゃんにおっぱいをあげる、この行為はスキンシップをしながら哺乳をするので、赤ちゃんが生きていくために必要な行為、ですよね。

生物のなかでも哺乳類はスキンシップが多いのが特徴です。生後間もない赤ちゃんを舌で舐めるのは全身に刺激を与え、毛づくろいはコミュニケーションの手段とも言われます。私たち人間も抱っこすることで赤ちゃんの心を安定させたり、脳の発達を促しています。

出典あそびの森Online

タッチは私たち人間にとって生きていく上で必要不可欠なもの。さらには、脳の発達を促し、体と心をもはぐくむものなんです。

タッチ(スキンシップ)の効果はこんなにたくさん

・スキンシップで幸せホルモン「オキシトシン」の分泌が促されます。
・オキシトシンはリラックスやストレス軽減効果があります。
・産後うつの症状の軽減も期待できます。
・アディショナルニーズがある子どもたちにもスキンシップはたくさんの良いことをもたらしてくれます。
・未熟児ちゃんの体重増加をサポート
・免疫力アップや血行促進
・リラックス効果
・コリックや便秘などの改善
・お肌の調子を整える

タッチのチカラ②絆を築ける

『子伴の脳は肌にある』の著者の山口創先生はこうおっしゃっています。

人と人が親密な関係を築き、社会的な絆を形成できるようになるためには、幼少期に養育者との十分なスキンシップが必要である。

スキンシップは相互作用、お互いに影響し合うもの。

山口創

実際、私は、仕事でたくさんのお子さんと関わるのですが、たくさんのスキンシップやインテラクト(ふれあいやアイコンタクト)をすればするほど、赤の他人の私とでも『絆』は作れていく実感があります。

逆に、日頃からオトナとのスキンシップやインテラクトが少ないお子さんは、反応がうすいと感じることもあります。


タッチのチカラ③オキシトシン

タッチのすごいチカラは『しあわせホルモン』オキシトシンの分泌を促すこと!

オキシトシンの分泌は、ふれあって20秒ほどで促されると言われています。

オキシトシンは相互に作用するので、 赤ちゃんはもちろん、ママやパパにも分泌されます。
分泌されると、やさしい気持ちや幸せな気分になるんです。 愛着を深め成長を促すだけでなく、ストレス反応を弱める、 情緒を安定させるなどの効果をもたらします。

その他のにも、幸福感を感じる、社交性や信頼感を高める、不安や恐怖心を和らげる、などの効果があります。

オキシトシンは、1906年に、ヘンリー・デールという人が発見しました。ちょっと変わった名前ですが、その由来は「迅速な出産」という意味のギリシア語からきています。脳下垂体をすりつぶした汁が、陣痛を引き起こすことを発見したデールは、この汁の中に、出産を速める物質が含まれているに違いないと考えて、その名前をオキシトシンと名付けたのです。

オキシトシンは、出産や授乳に関わるホルモンではありますが、メスまたは女性の体内でだけ分泌されるわけではありません。オスまたは男性の脳内にもオキシトシンは存在し、神経伝達物質として、さまざまな働きをします。

たしかに、オキシトシンは、女性ホルモンであるエストロゲンによって増幅され、一般的に女性的なものとされる包容力であるとか、協調性、人と仲良くなることを好む傾向、養育者としての適性といった性質が、強く現れるようになります。

出典
東洋経済ONLINE 「他人の失敗」を見ると快楽を覚える本質理由  

タッチが大事なのはわかるけど

忙しくてベビーマッサージの時間が持てません!

という方も多いと思います。

ベビーマッサージを簡単にできるものですし、また何がなんでもベビーマッサージでなければいけないわけでもないんです。

まずは、おかえりやおやすみのハグからはじめると良いかもしれません♡


タッチケアとベビーマッサージってどうちがうの?

厳密な違いはありません。

私の解釈では、タッチケアはベビーマッサージよりも部分的なもの、そして、心やストレスケアに重点を置いているように思います。

タッチケアを子どもにしてあげるとセルフケアのテクニックとして活用できます。

タッチケアは、いわば、セルフケアのはじまりです。

タッチケアは、どの年齢の子どもにも、大人でも、どんなニーズがある子どもにもさまざまな効果が期待できます!

タッチケアもベビーマッサージ同様、何歳でもできます。ただ、私が行うベビーマッサージは生後8週以降からとしています。

反面、タッチケアは未熟児のお子さんに、NICUでも導入している病院もたくさんあります。

低出生体重児の体重の増加

タッチケアの効果は、低出生体重児(未熟児)をはじめとするハイリスク児に限定されたものではありません。ごく一般的な乳幼児にとっても、同様の効果があることが、研究からも実証されています。

マッサージを受けた低出生体重児は、マッサージを受けていないグループより、1日あたりの体重増加が平均で約47%高いという結果が得られました。

日本タッチケア協会

幼児期のかんしゃくや、気持ちの調整にも効果がありますよ♪

自宅で簡単にできるタッチケア


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